【朗報】三菱電機社長「うみ出し切る」大改革の姿勢示す

三菱電機社長　失墜した信頼回復へ「うみ出し切る」大改革の姿勢示す - 社会 : 日刊スポーツ
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三菱電機の漆間啓社長は5日、従業員への年頭あいさつで、検査不正で失墜した信頼の回復に向け「全てのうみを出し切って一から出直さなければ、未来はない」と述べた。問題とされる閉鎖的な組織風土の改善などの「大改革」に取り組む姿勢を示した。

三菱電機は、創立100周年を迎えた昨年に検査不正など複数の不祥事が判明した。漆間氏は再発防止策としてガバナンス（企業統治）などの改革を進め、今年を「新しい三菱電機グループを創生していくスタートの年」にすると表明した。

組織風土や慣習を変えることは「決して容易ではなく、相応の年月を要する」との認識を示し、長期戦で臨む考えをにじませた。

外部の専門家で構成する三菱電機の調査委員会は昨年12月、5つの製作所で29件の不正を新たに認定。規範意識が他の企業と比べて突出して低いなどと厳しく指摘した。（共同）