【洒落怖】洒落にならない怖い話『古い団地、4階の男』

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大学生の頃、
母親の仕事の都合で、
古い団地に半年ほど住んでいたことがある。

昭和40年代に建てられた5階建ての団地だった。

外壁は雨が降るたび黒ずみ、
階段には細かいヒビが入っていた。

エレベーターはない。


踊り場には、
誰のものか分からない植木鉢や、
錆びた子供用自転車が何年も放置されていた。

夕方になると、
どこかの部屋から味噌汁の匂いが漂ってきて、
ブラウン管テレビの音が壁越しに聞こえる。

でも夜になると、
急に静かになる。

生活音だけが、
やけにはっきり聞こえる団地だった。
ChatGPT Image 2026年5月23日 22_07_58
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