1:それでも動く名無し:2026/07/28(火) 11:38:15.36 ID:3QOUxii60.net
─青山先生はもともとアニメーターを志望されており、東野先生は高校時代映画監督になりたかったとおっしゃっています。お二人の映像への関わり方を教えてください。
青山
めちゃ口出してます。コンテも脚本も直してるし、嫌がられてるんだろうなと思いながら(笑)。
東野
僕はケースバイケースなんですよ、すっごい口出しする時と、もう任せたっていうときと。過去一番口出ししたのは「マスカレード・ホテル』です。
青山
面白かったですよ!なんでですか。
東野
自分も新田役の木村拓哉さんはいいと思ってたんですけど、それだけに、ビシッとキャラクターに芯を通して欲しかったんですよ。でも最初の脚本は、あからさまにキムタクだった。その時点で第二弾の映画が作られるかもしれないと思ったりもしたので、そうじゃないんだって最初に言っておかなきゃいけないなと。例えば新田には、必ず敬語を使わせてくださいとか。
青山
いやあ、よかったですよ、あの敬語。「マスカレード・ホテル』、見直したくなっちゃった。
東野
去年「沈黙のパレード」の映画で、誰かが湯川を見て「格好いい」みたいに言うくだりがあったんですけど、五十過ぎた男に若い人がこんなことを思うわけがないからやめてくださいって言ったんですよね。その話を湯川役の福山雅治さんにしたら、福山さんも「あれはありがたかった」と。今更そんな目で見られるような役柄なんてしたくないと。
青山
ええー!格好良いのに!格好いいけど、確かにそれもそうか。仕方がないかな。
東野
僕はまず「映像で何を、どこを描きたいんですか」って監督やプロデューサーに聞きますね。すると、向こうから変更したい点とか出てくるんですよね。そこがずれてると、これはもうやめましょうっていうことも、ないこともないです。変えちゃったらダメなこともありますから。『白夜行』の映画も、あまり口出ししなかったんですけど、ヒロインが最後に涙を流すシーンがあって、「泣きません。このヒロインは泣きませんから」と言って。ものすごく説得されましたけれど、もし泣かせたいんだったらこの話はなしにしましょうって。
青山
それもオレ、アニメのスタッフに言いました。「コナンくんは泣きませんから」って。蘭ちゃんが死んだら泣くかもしれないけど、死なないんで。

